大田区H様邸 耐震改修工事
施工事例データ
住所 | 東京都大田区 |
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施工箇所 | 戸建 |
施工内容 | 耐震改修 |
築年数 | 約30年 |
ご提案内容 |
5人のご家族の暮らしの団らんが育まれる間取りプランで、耐震診断はこちらからご提案しました。 基礎はベタ基礎に、屋根は瓦からコロニアルへと軽量化。 弊社のプランニングに大変共感していただけました。 |
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施工前はこちら
耐震診断結果
タイホウ建設による施工中の様子
施工が完了しました
耐力壁の設置で耐震改修
太田区H様邸の耐震診断を行った結果、倒壊する可能性が高いという評価が出てしまいました。 1988年(昭和63年)に建てられた建物ですが、柱と壁の耐力で必要耐力を下回り、耐震改修が必要との判断になりました。 安全に暮らしていただくために、リフォームと合わせて耐震補強工事を行っていきます。今回H様邸の耐震改修では、
・ベタ基礎工事 ・耐力壁の設置 ・屋根の軽量な屋根に葺き替え
・梁の補強工事
をご提案しました。 この耐震改修で、0.52の「倒壊する可能性が高い」という評点から1.09「一応倒壊しない」にまで評価を上げることができます。
ご提案内容の1つの「耐力壁の設置」について詳しくご説明します。
耐力壁は地震の力を負担する壁のことで、屋根や家全体を支えるコンクリートの壁です。 実は、壁にも耐力があるものと、障子や間仕切り壁など耐力がない壁に分けられます。 大規模なリノベーションで間取りを変更されたい際に、撤去できない壁があるのですが、それがこの耐力壁です。
木造建築物の耐震改修では、壁の少ないところなど耐力の低いところに耐力壁を均等に配置する方法がよく取られています。 H様邸の耐力壁設置では「かべつよし」を採用しました。
「かべつよし」は水平方向にかかる揺れに強い構造用合板よりも耐力があり、日本建築防災協会の技術評価も取得している、耐震改修におすすめの良い製品です。 天井と床を解体せずに補強工事を進められ、その分工期が短く費用も削減して耐震改修をすることができます。 耐震改修で壁補強だけの場合でも、解体工事があると仮住まいや引っ越しの手間がかかります。その負担がない製品としてもメリットがあります。 施工中のお写真に「かべつよし」を設置しているものがありますので、ぜひご覧になってみてください。 お値段が上がりますが、耐震性と採光性を兼ね備えた「ひかりかべつよし」といったラインナップもあります。
耐震診断で住まいのプロが柱や壁、基礎まで見ることによって最適な耐震改修がどんなものか分かってきます。 大田区、品川区では耐震診断や耐震改修の費用の一部を助成する制度がよく行われています。 耐震診断や耐震改修ではお住まいの地域の助成金制度が利用できる場合が多いので、自己負担を少なくして耐震改修を行い、安心安全な住まいを手に入れましょう。
「我が家も古くなって壁にヒビや老朽化が目立ってきた」という方は、大地震が来る前に、一度耐震診断・耐震改修をご検討いただければと思います。