品川区F様邸 災害に備えた耐震改修工事
お客様のご要望 | 防災に備えるチラシをみてお問合せをいただきました。 |
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施工事例データ
住所 | 東京都品川区 |
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施工箇所 | 戸建 |
施工内容 | 耐震改修 |
築年数 | 約50年 |
ご提案内容 |
新たに住まわれる住居でしたので、耐震性の確保はもちろん、暮らしやすさや、生活の快適さまで含めてご提案しました。 基礎は、一部布基礎を新規で設け、モイスかべつよしによる補強は1階で4箇所行いました。 耐震補強による安心感だけではなく、掃き出し窓にウッドデッキと日よけスクリーンを設置し、素敵な空間となりました。 |
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施工前はこちら
耐震診断結果
耐震診断結果(評点0.64)
補強案(評点1.11)
タイホウ建設による施工中の様子
基礎の一部を延長
外壁を構造用合板で補強
屋内の壁を「モイスかべつよし」で補強
ウッドデッキと日よけスクリーン
施工が完了しました
耐震改修は災害への備え
F様邸は昭和45年に建てられた家ということで、災害や耐震性への不安と経年劣化があり、リフォームと一緒に耐震改修を行いました。工事前にどの程度耐震性があるか、どの様な耐震改修が最適かを調査するために、耐震診断を行いました。結果は「倒壊する可能性が高い」0.64の評価点が出ました。
外から見ただけでは判断できない、基礎や壁・柱・梁などの耐力を診断することで、実際に災害が起こった時に耐えられる力があるかが分かりました。
小さな地震が起きると首都直下地震や南海トラフ巨大地震への不安が高まりますが、地震からご自身、ご家族の命を守るには建物の耐震性を高めることが重要です。 特に長い時間過ごすご自宅が地震に強い家であれば、倒壊からの出火、火災での二次的被害を抑えることにも繋がります。
耐震建築基準が制定される前の昭和56年以前の建築物は、震度5で建物が倒壊しない基準で建てられています。東日本大震災では品川区は震度5弱を記録していますので、経年劣化次第では昭和56年以前の建物は倒壊するリスクが高かったと考えられます。
地震に強い家というと、一般的には柱や壁、床などを強く結合し一体化させ、地震による揺れが建物の変形を引き起こさないようにします。この剛構造と呼ばれる構造と、柱と梁だけで構成されたラーメン構造の柔構造があります。
柔構造は建物の構造が柔らかくなることで、地震をゆっくりと揺れるようにさせます。この構造はビルなどで使われますが、木造住宅では採用しづらいので、戸建て住宅にはほとんど使われません。
F様邸では外壁と内壁を補強することで耐震性をアップさせています。耐震等級1相当にさせるために、今回は「モイスかべつよし」という不燃性のある耐震補強部材などを使用しました。「モイスかべつよし」は国土交通大臣認定の不燃材をボードに使用した商品で、同シリーズの評判も良く弊社でもご提案することが多い商品です。
今回の耐震補強リフォームで、F様の災害に対する不安が無くなり、安心して過ごせるお住まいになったと思います。 次にいつ大地震が来て、災害に遭ってしまうかは誰にも分かりません。重要なことは、災害が来る前に耐震補強をして備えるということです。耐震診断・耐震補強には補助金制度があります。
「我が家は大丈夫!」と問題を先送りして耐震化が進まない理由にせず、揺れに備えたお住まいにしましょう。